意味不明人間の朗らかな破壊

2013年末から書いてる、三流脚本家の与太話。完全不定期で更新。一方通行の近況報告。

10.24 - amazarashiロストボーイズツアー名古屋公演の感想とか

空です。

 

今日でした。待ちに待ったロストボーイズツアー。最高でした。

6月から延期になってからの今日。秋田日記の更新も止まってて、ちょっと心配だったんですが良かった。またつぶさに書いていきます。ネタバレ注意です。

 

 

 

 

この前のボイコットツアーもでしたが、開演20分前ぐらいからのポエトリー。点と点を繋ぎ合わせるように、言葉と言葉を繋ぎ合わせるように、そして過去から今日に向かうような映像で、秋田ひろむが言われたんであろう言葉が次々と出てきました。そして暗い部屋の中で、ただ小さいNゲージが照らす光に映るマルボロやその他ギターやピアノとか。そんな映像を見て、そこでもうわいは泣きました。

可哀想だからとかじゃなく、わいもまた言われてきた言葉だったから。

「運動が苦手だから」「調子乗りだ」「放っておけ」

それも親であっても他人からの言葉、そう言われ続けた結果の思い込みと、デビュー前の話だとか。しんどかったです。

 

そして19時、そんなポエトリーを秋田ひろむが読み上げて掻き鳴らす『環状道路七号線』と『火種』。ライブならではの迫力でまた涙が出てきましたが、『火種』の映像はめちゃくちゃかっこよかったです。やっぱり生は良いですね。

ボイコットツアーぶりの『境界線』も今回は知ってるだけあって、この前よりも落ち着いて聴けました。相変わらずメロディラインがかっこよかった。

ロストボーイズ』はMVじゃなく、ライブ用の映像で、黒と白のドライポイント風な映像がすごい良かった。電車からの車窓と一緒に流れていく歌詞や風景。MVとはまた違った良さがあった。早く円盤で欲しい。

『間抜けなニムロド』もすごい映像綺麗で良かったんですが、すごく真正面から見たかった。わいの今回の席は、3階席の斜めからだったんですが、あれ正面からだったらすごく奥行の感じられる映像だったんだろうな。歌詞の流し方から演出からすごく綺麗だったから、正面から見たかった。

『空洞空洞』を生で見たのは初めてだったんですが、あの疾走感たまんないっすね。映像はメメント・モリツアーと一緒だったんですが、やっぱ映像と生は全然違いました。

割と衝撃的だったのは、『僕が死のうと思ったのは』。今でもわいの中で一番好きな、ごめんなさいちゃんと言えるかなツアーの『カルマ』のように、本物の火を後ろで焚いて、映像はなく、光だけの演出はやばかったです。そしてこれも生は初めてだったんですが、なんとなくこれはアコースティックの方が好きだなあとか思いました。でもいい曲です。

問題なのは『あんたへ』です。MV出すのは反則ですよ。今のわい自身も、MVに出てくる少年のような状況で、それでなくともしんどい時は泣いちゃうのに、あれを生音でMVはダメです。耐えられるわけが無い。いやでもまあ好きなんですが。

その流れで『夏を待っていました』もMVでしたね。久しぶりに見たけど、これもやっぱMVの生音は良い。けど、こっちは割と色が濃いMVだから、あんまり舞台上は見えなかったですけど、良いものは良い。

『アオモリオルタナティブ』も先日公開されたリリックビデオでしたね。秋田ひろむの過ごしてた場所の風景を見ながらだと、やっぱり泣けてきました。

その後の『爆弾の作り方』は、今回仕様の映像でしたね……「イノセンス」の文字の出し方が凄い好きでした。あと、なんとなく『爆弾の作り方』があっての『火種』なのかな、とも思ったりしました。

『空に歌えば』は映像はMV+付け足しだったんですが、丸々遅れてましたね……w まあそれだけ勢いよく演奏してたって事なんですけど、スタッフさん調整大変だっただろうな……。でもやっと生のが聴けました。スカッと抜ける感じ、やっぱいいっすね。

で、もう次がマジで今回殺されました。『1.0』。

ライブアレンジで前奏が長かったんですが、右下に「0.」って書いてあって、収録曲の歌詞がずーーっと続いてて、歌が始まるとそれに上書きされてくってなんですかそのファン泣かせの演出。「0.」だけじゃなくて、その後次々に今までの作品の歌詞が出てきて、マジで歴史を振り返る系の映像ってもうめちゃくちゃ泣きました。一番最後が今日のライブのセトリ通りの歌詞だったのも泣かせる。

それが終わったあとのMC。

「愛知、ありがとうございます。体調を崩してしまって、ほんと、すみませんでした。…最初は不安だったんですけど、ここまできたなら、もう大丈夫っすね。……身勝手で……、来れなかった人もいると思います。その人たちには秋田が謝ってたと伝えてください」

元々6月予定で、しかもその時は土日だったんですが(なのでわいも愛知にしたんですが)、延期になって今日。月曜日って平日だったんで、来れなくなった方もいただろうな、と思います。だからのこの言葉。

けど、わいはもう何回も何十回も秋田ひろむの言葉に助けられてきたし、だから、お金がかかっているとはいえ、そういう時はお互い様だし、って思いながら聞いてました。実際、延期発表された時はみんな心配して、温かい言葉をかけてる人たくさんいましたし。

そんな気持ちもあってか、言葉が切れる度に、わいも他のファン達もめちゃくちゃ拍手してました。きっとコロナがなければ「大丈夫だよ」とかの言葉が飛び交ってただろうなあ、とか思います。

それもあってか、次の『スターライト』では結構歌詞飛んでました。色々思うことが多かったんだろうなあ、って思いつつ。映像も新しくて、冒頭のNゲージの列車が走ってく映像でした。

そして最後の『空白の車窓から』。映像はあんまりもう覚えてないです。けど、最後の方で、秋田ひろむが、タケさんと豊川さんの方を向いて楽しそうに弾いてたのが、凄い印象的でした。

今回のライブ、MCもアルバムも昔の事を歌ってる曲が多くて、多分タケさんや豊川さんにとっても、色々思い返す部分は多かったんだろうなあと思ってます。なんならタケさんに関しては、東京時代のバンドメンバーだし、ポエトリーにもあったレーベルの話なんかは、きっと関係する話だったろうし。昔から秋田ひろむとタケさんが見合いながら弾く姿が好きなわいにとって、結構グッとくるところでした。ほんとに良かった。

 

そんな感じです。また色々思ったことは記事分けます。個人的な話も多いし。

本当に最高なライブでした。来年も名古屋あったら、東京と名古屋の2回参加したいなあなどと思いながら。

バンドメンバーやスタッフの皆様、本当にありがとうございました。残りもしっかり完走できることを願ってます。お疲れ様でした。