意味不明人間の朗らかな破壊

2013年末から書いてる、三流脚本家の与太話。完全不定期で更新。一方通行の近況報告。

9.27

もう9月終わりますね。でもこれから秋、わいにとってはこれからが試練の季節です。冬季鬱に負けないぞ。晴曇空です。

 

『The Beginner's guide』というゲームをご存知でしょうか。所謂「小さいゲームの短編集」っぽい、小さなゲームがいくつも入ってるんですが、パーティゲームではなく、語り手によって次々に変わる様々なゲームをプレイしていく、そういう感じのゲームです。

目標が明確なゲームではなく、どちらかと言うと体験を通して話を聞く、って感じのものなんですが、この話がすごく色々と考えられる話で。

語り手である男性は、友人の「Coda」が作った落書きのような、様々な小さな簡単なゲームを紹介していくんですが、プレイを通じて、その男性と「Coda」という人物の間に起こった出来事が描かれる、っていう感じのストーリーです。

なかなか文だと説明しづらいんですが、その『出来事』がすごく考えられるもので。

あまり語るとネタバレになってしまうので、どう言おうかすごく悩むんですが、多分人によって色んな意見が出るゲームだろうな、と思います。

その中でもわいは、クリエイターとして色んな挫折や失敗をしてきた中で、その男性と「Coda」、両方の気持ちに同情するというか、「あー分かるなあ……」って終始思ってました。

どういうところが、と言うと本当にどう書こうか悩むんですが、簡単に言うと、「自分が良かれと思ったことが、相手にとっては不快なものだった(でも、そうしないと自分の存在意義が得られない)」って言うのと、「自分が好き勝手作り上げたものを、勝手に手を加えたりして、他人のもので勝手に自己顕示欲を満たさないで欲しい」っていう双方の主張に強く共感しましたね。

もう書かないと言った手前あれですが、後者は完璧わいが元相方にしてたような事なので、すごく心が痛かったし、多分今でもやってしまってる気がします。まあ元相方の作品に手を加えたりはしてないですが、元相方の絵を広めることで、何かしら意図してなくとも、自己顕示欲を満たそうとしてるのかも、と思うと凹みました。前者もちょっと前のわいがそんな感じでしたしね。

 

結局ものづくりやってる人間が、自分の居場所を作るのは、自分で創作をするしか無いわけで、今のわいの居場所は、この半年間死に物狂いで作品を書いて手に入れた場所だと思ってます。

けど、ちょっと前のわいは、そういうのじゃなく、「誰かの絵を褒めてるから」とか、「まだその人を知らない誰かに布教することで、「教えてくれてありがとう!」って言って貰えて満足する」ことで確立してると思いこんでた節は確かにあって、だから艦船擬人化やってた時は、色々と脆かったんだと思うんですね。

 

ま、今客観的にでもそう思えるようになったってのは、わい自身が色々と変われたからそう思えるんでしょうけど。それでも、やってて苦しくなるゲームでした。でも、出会うべくして出会った作品の一つだと思ってます。この出会いに感謝。

https://store.steampowered.com/app/303210/The_Beginners_Guide/?l=japanese

 

 

話は変わって、以前無料頒布として傑作集を出しましたが、本を作るにあたって、注文部数の縛りの関係で4冊ほど余るので、送料込で1500円で販売を開始しました。再販は無いのでお早めに。450ページの分厚さです。

https://booth.pm/ja/items/3308856

 

 

元相方とは、あれからちょこちょこ連絡とっては、色々と手を貸してくれてます。本当ありがたいです。

同じ過ちをして、同じ事にならないように、今一度しっかり足元を確認して頑張ろうと思います。今の環境に本当に感謝。そしてそういう環境を手に出来る日を目指して頑張ってた、半年間のわい自身に大感謝。

 

『信じてたこと 正しかった』

そう言える日が長く続きますように。とりあえずデザインの勉強頑張ります…………。つかどこから手をつけたら良いんだ。

 

また書きます。