意味不明人間の朗らかな破壊

2013年末から書いてる、三流脚本家の与太話。完全不定期で更新。一方通行の近況報告。

3.28

早いもんで、もう3月も終わってしまいますね。なんだか今月は早い気がします。晴曇空です。

 

気がつけば、すっかりブログ更新も、昔みたいな更新頻度になってしまいましたね。まあ別に、厳格に決めてるわけじゃないし、1週間のPVが100行こうが行かまいが、わいのところには一銭も入って来ないので、別に気にしてないです。このドライさが創作にも欲しい今日この頃。

いやでも、はてなブログ自体は開いてたし、下書きも割と書いてたんですよ?例えば、amazarashiの新曲「1.0」が初解禁された事とか。

いつもの如く、ラジオのJ-WAVEで初解禁だったので、静岡に住んでるわいのとこには入らなかった訳ですが、radikoのプレミアにまた入って聴き倒しました。

 

いやあマジで良かった。来月発売されるアルバムの中でも、一番楽しみにしてた楽曲なだけに、一番最初に解禁されることに驚きましたが、いやあ良かった。本当に良かった。

amazarashiの最初のアルバムが『0』『0.6』だった事を考えると、今回のこの「1.0」は、秋田ひろむにとって、また一つの区切りの曲なのかな、とも思ったりして。

その中でも「嵐でも折れない旗のように/絶対的に誇れるものが/見つかりますように/見つかりますように」っていうこの歌詞が本当にお気に入りで。メロディも朝方を彷彿とさせるような、ぼやけた明るい曲調で本当にお気に入りです。ミッドナイトソニックの時に、「夜が似合うバンドです」と秋田ひろむがコメントを寄せてたんですが、それから数年経って、その“夜”が明けたのかな、と思ったりしました。

いやあマジで楽しみ。amazarashiの公式Twitterにて、もう次々に新曲の歌詞が公開されてますが、どれもワクワクするようなものばかり。今回のアルバムは『境界線』以外書き下ろしですし、APOLOGIESの秋田日記で、もう既に幾つか出てた曲もあったりして、割と真面目にワクワクしてます。

けど、この『1.0』はわい達も知らない曲で、それがこれなんて。楽しみにしない理由がないです。本当に楽しみ。最近「ちょっとamazarashi気になってるんだよな」っていう人に、太鼓判押しておすすめできるアルバムになりそうです。

 

その一方、わいの近況はなんもないです。AT解除のために自校通ってるんですが、ペーパードライバー故、四苦八苦してます。まあ就職先には取得遅れることは言ってあるので、追加料金かかってでもしっかり取ります。4時間は無理でした。

 

あ、さっきのamazarashiの話と少し被るんですが、元相方と、「自分の辛さとか苦しみとかと向き合えた(乗り越えた)人は、誰かにとってのヒーローになれるよね」っていう話をしました。

もう何年も前ですかね。多分まだ元相方とも出会ってなかった頃、わいは誰かのヒーローになりたい、って思って、空回りしてでもやってた時があって、それもあって、その話を聞いた時「確かになあ」ってしみじみ思ってました。結局わいは、誰かのヒーローにもなれず、悪役になってしまった訳ですが。

でも、これは最近わいがずっと思ってる事なんですが、どこかで挫けたり、苦しんだり、辛い事があった人じゃなきゃ、同じ立場にある人の気持ちには寄り添えないんですよ。ずっと上手くいってる人が、上手くいってない人の事を、理解出来るわけが無い。

もちろん、人間誰しも同じ人はいないので、上手くいかない人同士でも、分かり合えないところはあります。つまずく場所は違いますからね。けど、少なくとも、それなりの等身大の慰めぐらいは出来るもんで。

なんだかんだあったけど、そんなわいにとってのヒーローは、やっぱり元相方だなあと今でも思います。言い方は色々とアレでしたけど、それでもあの日の言葉が無ければ、今でも小説は書いてなかったと思いますし、何より沢山支えてもらいました。人間不信で卑下しまくってたわいを、何だかんだと言いながら、支えてくれてたのは、今でも感謝しています。そんで、そういう事を、いつでも伝えられる今の環境にしてくれてるのも、元相方のお陰なので、本当に感謝しかないです。ありがとうございます。

けど、じゃあそんなわいが元相方のヒーロー足り得るか、って言われたら、わいは悪役な訳です。あの人の人生を滅茶苦茶にしたのは、紛れもない事実ですし、なんも出来てない訳です。きっとこれからも出来ないんだろうなあ、って思います。

でも、そういうわいだから言える言葉があって、それが誰かの心を救って、誰かにとってのヒーロー足り得る存在になれたら良いなあ、とは思いますけどね。だけど、どこかで、それはもう諦めてるわいもいます。だってわいはヤマアラシみたいなもんですから。これからも誰かを傷つけて生きていって、誰にも好かれずに死んでいく未来を思い描いて、涙する日も未だにあります。

それでも、誰かを救えるのなら、それだったら良いなあ。こういうことは一個も自覚出来ないもんで、どうなのか分からないし、一生分からない気がします。だからわいは、そんな元相方に今でも「ありがとう」って伝えてます。言える時に言っとかなきゃいけない、ってのは、身に染みて十分知ってるので。そもそも、元相方自体、もう二度と話せない人だと思ってましたから。人生何が起こるか分かんないもんです。

 

そういう意味でも、amazarashiの「1.0」は、本当に心に刺さりました。秋田ひろむこそ、そういう挫折や苦しみと向き合い続けてきた人で、今、「音楽」って言うもんを通して、わい達のヒーロー足り得る存在になっているわけです。わいもそんな風になれたらなあ、なんて思うわけですが、なかなか難しい事です。

 

そんな感じです。

遠かったはずの入社もすぐそこで、わいの配属先は割かし近場なので、ちょっと安心してます。通過点とはいえ、色々と教えて貰って、吸収する気満々なので、わいはわいらしく頑張ります。適度に仕事と向き合いつつ、その先に向かってやってやりたいと思います。そう考えられるようになっただけ、わいはマシになりました。どうにかなります。

って事をずっと言ってたら、「1.0」の歌詞でも同じ事を、秋田ひろむも言ってました。「なんとかなる」って言ってたらなんとかなりました。生きてれば何とかなります。聴けば聴くほど、秋田ひろむらしい人生を送ってる気がします。いつか、わいにとっての秋田ひろむみたいに、誰かを救える人間になれますように。

 

また書きます。

 

 

 

 

あれから色々あったけど
こちらは変わらずにいます
いつも手紙感謝します
少なくともあなたは1です
僕にとってあなたは1です

 

窓越し木々からまだらな陽光
季節はほとほとせっかちで
ひどく焦ってしまうもので
時間は平等と言いますが
平等ほど残酷なものは無いですね

 

世界に望み託す人には世界は
薄情に見えるものです
どうだっていいか

 

本当のとこ後悔ばっかりで 今日も眠れない夜が来て
悔やんでも悔やみきれず 成仏できない思いが
真っ黒な夜に成りすまし 真っ黒に塗りつぶす空に
一粒の星明かりだって 見当たらない街の底で


それでもしがみつく光を 生きてくための言い訳を
死んではいけない理由を 悲しむ家族の顔とか
掴みたかった憧れとか 希望と呼べる微かなもの
見つかりますように 見つかりますように

 

悲観とは未来にするもので
そう考えると悲観してるだけ
マシだと思いませんか?
「どうにかなるさ」という言葉は
他人ではなく自分に使うものです

 

他人に期待する人には他人は
無情に見えるものです
勝手にしてくれ

 

季節外れの海水浴場にて 寄せては返す過去と未来
出会いと別れ光と影 そんなものと遠く離れて
ただ息をしてたいだけなのに 涙が溢れそうになって
もう無理かもなって もう無理かもなって

 

それでも逃げ出せない因果を かつての嘲笑も罵倒も
後ろ指指されたこととか 全部帳消しにできるもの
嵐でも折れない旗のように 絶対的に誇れるものが
見つかりますように 見つかりますように

 

友達も学校も家族も社会も恋人も
世界との繋がりが煩わしかった
僕らを縛り付けていた無数の糸は
繋ぎ止めるためのものだった
この世界へと

 

きっと0か1でしかなくて その間に海原が広がり
泳ぎきれずに藻搔いている 生きたがりの亡霊たちが
凍える心に声も無く 消えたい願いすら叶わず
死にたいなんて嘯いたって 対岸の彼岸眩しくて

 

それでも逃げ込める居場所を あなたを呼び止める声を
もうここで死んだっていいって 心底思える夜とか
報われた日の朝とか あなたにとっての1が
見つかりますように 見つかりますように

 

どうにかなるさって言える あなたにとっての1が
見つかりますように 見つかりますように

 

amazarashi - 1.0

Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/amazarashi/1-0/