意味不明人間の朗らかな破壊

2013年末から書いてる、三流脚本家の与太話。完全不定期で更新。一方通行の近況報告。

9.15 - amazarashiライブツアー2021『ボイコット』

見てきてしまった。

amazarashi ライブツアー2021『ボイコット』。

初めてのライブ参加です。このご時世ですが、何かある気がしたので、何がなんでも参加してきました。

という訳で、まさかのライブ映像じゃなく、生のライブの感想を書いていきます。ネタバレありですんでご注意を。

 

 

 

というわけで、APOLOGIES4年目にして、初めてのライブ参戦でした。

今回行きは深夜バスじゃなかったので、東京八重洲口から新木場へ。そして終わってしまった砲雷撃戦やコミケの時に倣って、とりあえず歩いて東京ビックサイトへ。

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別にライブ会場がここだった訳じゃないんですが、わいにとって色々と悔しい思いをした場所なので、風景が変わった今、行きたかった場所です。今度は同人イベントで来たい。いつになるかは分からないけど。

 

そこから、amazarashiの話題用のTwitterアカウントのフォロワーさんが迷ってらしたので、合流して、初めての場所、有明ガーデンへ。今回のライブ会場が、ここの東京ガーデンシアターでした。

なんだかんだで物販が始まってて、特に買う予定無かったんですけど、見てたら欲しくなるもんで、ラバストとかアクリルキーホルダーとかの小物を買いました。そこら辺の写真はまた後日。

あとはファンクラブ会員プレゼント。今までメリットでも何でもなかったんですけど、初めてメリットになりました。長期会員向けのピックキーホルダーと携帯壁紙貰いました。

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そしてフォロワーさんと時間を潰しながら、いよいよ会場。上の写真にも写ってる、入場者特典の缶バッジを受け取って、1階バルコニー席。バルコニーですけど、まさかの前席。

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開演前後写真撮影OKでした。

そして開演10分前、突然「私は」から始まる、秋田ひろむのポエトリーが始まり、開演時間が近づくにつれ、だんだんと勢いが加速。

そして始まるライブ、一曲目は「拒否オロジー」。もうここでダメです。ポエトリーでもってかれてた涙腺が、早くも陥落。

秋田ひろむの生声はヤバかった。響くベースやドラムの音は、ライブ映像にないものがありました。カッコいい。これがバンドamazarashiか。4年目にして、衝撃的でした。そしてお決まりの「amazarashiライブツアー2021『ボイコット』、東京ガーデンシアター。青森から来ました、amazarashiです!」という文句。

そこからの『とどめを刺して』です。もうこれもダメです。映像の中のバンドだったamazarashiが、映像の中の人だった秋田ひろむが、今この目の前で歌って、叫んでいる。それだけで涙が止まりません。

そして何より、わいがめちゃくちゃ気に入ってる、艦船擬人化の創作の元ネタの曲で、そのワンシーンがフラッシュバックする、あのラスサビ前のギターのかっこよさたるや。クソやばいです。これがamazarashiか。

その流れで、先日発表されたアニメ『86』のOP『境界線』。公開されてるアニメのティザー映像で、死ぬほどサビを聴いてましたが、フルで聞けた。クソかっこいい。そして歌詞は、これはアサルトリリィ二次創作でも使えそう。だが一つ問題がある。まだ配信も発売もされてないから聴けない。早く配信して欲しい。この3曲でもう半年分ぐらい泣きました。ガチ泣きです。

そしてポエトリーを挟んで、『帰ってこいよ』。紗幕にMV、CDとは違う生の秋田ひろむの温かい歌声も相まって、本当にいい歌。素晴らしいっす。

次に古い曲の『初雪』。2日の東京公演では、同じ冬曲の『真っ白な世界』をやったそうですが、今回はこちら。積もる言葉の雪を背景に、風で吹かれて消える白い息みたいに消えてく歌詞の映像。一番古いアルバム『0.』の曲だけに、まさか聞けるとは思わなかった。

その後は、酔った時をイメージしたような、堕落してしまった人をイメージしたような、そんな映像が印象的な『アルカホール』。今回のキーボードは豊川さんで、豊川さんの生のコーラスが素敵でした。

そしてまたポエトリーを挟んで、そのポエトリーもまるで歌詞の一部かのように引き継ぎながら始まった『水槽』。比較的新しいのもあって、あまりライブ映像でも、見る機会があんま無かったんですけど、生で見れました。多分今後も珍しい曲だろうから、すごく貴重でした。

からのパキッとした『叙情死』。映像でも特に印象に残ってるのは、歌詞の「拒絶」の時のバツ印に出る演出。スピード感があって好きでした。あとは途中のギターのかき鳴らすところ。めちゃくちゃかっこよかった。

そんでクールダウンするように、最近のamazarashiの曲ではいかにも「amazarashiっぽい」曲とよく言われる『マスクチルドレン』。一階アリーナ席の、リアルタイムのものと思わしき映像には、マスクをして見上げる観客の姿が映ってました。このアルバムが出た頃は、こんな事になるとまだ思ってない時期だっただけに、ちょっと意味合いが変わって聞こえたのが、ちょっと悲しかったです。でもやっぱ良い曲です。

そして『馬鹿騒ぎはもう終わり』。去年末に出たばかりの新曲ですね。珍しくCGの映像で(それで言うと『境界線』もそうでしたが)、雰囲気の違う映像に驚きました。いやでも、たしかAPOLOGIES限定ライブの時もそうだったけかな。やっぱ豊川さんのコーラスがまた映えること映えること。綺麗でした。

からの『世界の解像度』。これも『馬鹿騒ぎはもう終わり』と一緒のシングル曲ですが、『境界線』と負けず劣らずのロック曲。ファンクラブの配信ライブでもやりましたが、生はもっとかっこいい。ギターにベースにドラム。全てが良い感じに混ざって、迫力がすごい。やばい。

そしてまたポエトリーが入って、『独白』。生の『独白』。なんだこれは。散々聴いた曲なのに、この新鮮味はなんだ。これがamazarashi。これが秋田ひろむの歌、叫び。鳥肌なんてもんじゃない。また涙が出そうになりました。

やめてくれ秋田ひろむ、これ以上泣かせないでくれ。「言葉を取り戻せ」の迫力。ライブ映像の比なんてもんじゃない。これが生音の迫力か。そんな涙をこらえようとした最中、とどめの一撃。

ポエトリーを挟んだあと始まる、『千年幸福論』に『そういう人になりたいぜ』。もうダメです。何故わいが大好きな2曲を並べるんだ、秋田ひろむ。酷い、酷すぎるじゃないか。オーバーキルにも程があるだろう。

まさか『千年幸福論』を生で聴けるとは思わなかった。あの瞬間に何度も戻って、ずっと聴いて見ていたい。

紗幕映像も違ってて、何もかもが新鮮でした。そしてわいが大好きなラスサビ後の「千年続く幸福を」のシャウト。結局短い方でしたけど、いやいやもう聴けただけで満足。生のが聴けた。それだけで十分。なんだこの迫力は。ますます好きになってしまうじゃないか。もう感動で涙が溢れて止まらないところに、『そういう人になりたいぜ』。ふざけるなもう。

温かいピアノの音から始まるこの曲、本当元相方と見たかった。ピアノの映像に、相変わらず優しい歌詞に、生の秋田ひろむの声。外れな訳が無い。そしてやめろ、やめてくれと願うわいに反して続く歌詞。

君の気が狂っても待っている奴がいるぜ
君の家が無くなっても帰る場所はあるぜ
君を守る為世界を終わらせてもていいぜ
そこで僕は凍えて死んじまったっていいぜ
夕焼け空が悲しいな 世界が終わりそうな色だから
洗濯物は放っておこう 世界は明日も続くけれど

amazarashi - そういう人になりたいぜ

耐えれるわけが無い。これ以上に優しい歌をわいは知りません。今日一番泣きました。

もう良い曲なんてもんじゃない。思いました。わいも秋田ひろむのような人になりたい。こんな温かい作品を書けるようになりたい。一番の号泣ポイントでした。本当に大好きな曲です。

そしてMCとポエトリーが入って、『未来になれなかったあの夜に』と『夕立旅立ち』。前3曲に全部持ってかれたお陰で、本当に良い曲で終わってしまった。でも、最後の曲が『夕立旅立ち』なのはいいチョイスだと思いました。スッキリ締めるには丁度いい曲っすね。

そうしてライブは終わりましたが、最後の最後で『境界線』の通常音源がフルで流れました。通常音源でもかっこいい曲、でもやっぱりライブ音源で聴きたい。DVD早く出ないかな。今度はじっくり見たい。いやでも今日のこと思い出して泣くかな。でももう今すぐ見返したい、そんなライブでした。

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あっという間でした。すごく名残惜しい。これだもん皆ライブ見に行くよな。わいだってまた見たいですもん。また来年再来年、何とか予定を合わせて見に行きます。いつか最前列で見れる日を夢見て。

オリジナルフルメンバーで見れたし、念願だった紗幕映像もほぼ正面から見れたし、『大満足』という言葉では収まりきれないぐらい満足してます。あとは、ずっと溜め込んでた分泣きました。おかげで心が軽いです。

本当良い経験でした。「人を感動させること」ってこういうことなんだ、というのを教えて貰いました。

これを持って帰って、アサルトリリィ二次創作や艦船擬人化とかの創作に、いい感じにアウトプットしようと思います。新しいビジョンもちょっと見えたし、わいもわいで頑張ります。『未来になれなかったあの夜に』の時に、秋田ひろむから「頑張ってください」って言って貰えた、そんな気もしますし。

 

というわけで、4000文字近く書いてきました、amazarashi『ボイコット』ツアー。東京は終わりましたが、地方公演はまだ続きます。コロナに負けず開催できることを祈ります。

amazarashiに出会って救われて4年。ようやく秋田ひろむに「ありがとう」とお礼を言えた気はしました。これからもずっと聴き続けるであろうアーティストに、またお礼を言えるように頑張ります。行って良かったです。

 

また書きます。