意味不明人間の朗らかな破壊

2013年末から書いてる、三流脚本家の与太話。完全不定期で更新。一方通行の近況報告。

3.19

晴曇空です。

 

最近ちょこちょこ「挫折したから今のような作品が書けるんだ」みたいなことを書いてるんですけど、今日本当にそう思いました。

 

これ多分、こういう場で話すのは初めてなんですけど、僕中3になる春休み、というか本当にこの時期に、親から「離婚する」っていう話をされたんですよ。

ちゃんとした一軒家に住んでたし、大好きな祖母も一緒に住んでて、いじめられたりはしてたけど、それなりに幸せな日々だったんですけど、それがなくなる、ってことを理解した時に、もう耐えられなくて、一か月ぐらい泣き喚いて、癇癪を起こす生活を繰り返していたのを、未だによく覚えているんですよ。

あまりに癇癪を起こすもんだから、母親に児相に連れてかれたりもして、まあそれぐらい酷くかったんですけど、その時、慰めてくれる人って誰も居なくて。まあ言えるわけもないですけど。

今はこの頃の話は割と話せるぐらいにはなったんですけど、でもどこかやっぱりどこかで「あの時誰か助けてくれたらなあ」とか「ヒーローがいてくれたらな」って思う日が、未だにたまにあったんですけど、そんな自分自身を助けられる詩が書けました。

 

それがこれです。

それでも生き続けてくれた君へ

 

ベッドで泣きわめいてるいつかの君へ

強い人間になりたくて

誰にも好かれる人気者になりたくて

誰かの事が一番だったあの日の僕へ

 

ごめんな

強い人間になれなかったし

誰にでも嫌われるような奴になり果てて

そんな誰かにも嫌われ続けてしまったよ

 

自分の存在意義も探してたよな

未だに見つけられちゃいないよ

どうして僕が生き続けなきゃいけないかなんて

今日だって分からないままさ

 

でもな

生きててよかったって思う日はあるんだ

大事なものを手にした喜びはでかいんだぜ

それを失った時の悲しみも相当だけど

 

だけどそう言う経験があったから

こういう事を今言えるんだ

こんなことを言ってくれるのも

ここまで生きてきた僕だからなんだぜ

 

君は今頃何もかも失うことを聞いて泣いてるかな

このまま生きてたって仕方ないって思ってるかな

そりゃそうだよな、あんなことがあったんだ

君のせいじゃなくても責めてしまうよな

 

君には謝らなきゃいけないことだらけだけど

でも僕は生き続けてくれた君に感謝してるんだぜ

だって今の君がいなきゃ

今の僕はいないんだからさ

 

もしタイムマシンがあったなら

そんな君を抱きしめてやりたいよ

辛い中それでも死ななかった君に

「生きててくれてありがとう」って

 

これから君は何度も辛い日々を過ごすけど

上手く生きれない自分を嫌うけど

それでも「生きてて良かったかな」って

少しだけそう思える日が必ず来るから

 

だから君は君のまま生きてくれ

僕が感謝している君だからこそ生きて欲しいんだ

嘘だと思うだろ、今はそれで良いさ

今は信じてくれなくて構わない

 

さてそろそろ僕は行くよ

味方がいないって思ったときは僕を思い出してくれ

君の一番の理解者は僕だからさ

もう会えないかもしれないけど

 

「いなくならないで」か

居なくはならないさ

今日の言葉は君の中に生き続けるんだ

そしていつかその言葉を誰かに言う日が来る

 

その時になったらこの言葉の意味が分かるよ

それじゃあこれからの事は頼んだよ

上手くいかなくたって気にするな

それが人生ってもんだから

 

またどこかで会えたら

笑って今日の事を聞かせてくれよ

その日まで元気でな

絶対に会おう、約束だぜ

 

 

そう言う言葉をなんだか聞いた気がする

きっと気のせいかもしれないけど

でも今ならその言葉の意味が分かった気がするよ

教えてくれたあの時のお兄ちゃん

 

ありがとう。

 

書けた瞬間、マジで涙が出ました。僕が言って欲しかった言葉が書けました。

長かった。本当に長かった。10年かかりました。でも10年生きてたから書けたんだなって思いました。こんな出来損ないのクソ野郎でも、嫌われもんでも、10年生きててよかったって初めて思いました。「生きてて良かった」って言える日が今日です。

 

でも多分こういう言葉を書けるようになったのも、多分アサルトリリィの二次創作やり始めたからなんですよね。

そんな僕みたいに乗り越えられない壁があった夢結と、そんな夢結に付き添って支える梨璃、っていう明確な関係性を、いかにしっかり描くかってことをひたすらやってて。

そして、そんな夢結をどうにか幸せにさせようってやってたら、いつの間にか僕自身も乗り越えるための術を手に入れてたみたいです。本当にありがとう俺。マジで創作をまた始めてくれてありがとう。

あとはそう言う作品をいつも読んで、応援してくれている人や、こんなブログを読んでくれている方たちも本当にありがとうございます。そう言う方々がいなきゃ、多分続けてなかったと思うし、本当になんか、改めて「ありがたいな」って思いました。

 

……あれ、今日俺死ぬの?

 

まあ、それはさておいて、でも一番感謝しているのは、中3になろうとしている時に、そう言う話を聞かされて、泣いて喚いていたあの日の僕ですね。きっとそういう体験がなきゃ、今のアサルトリリィみたいな話は書けてないと思うんで。

後はそういう事を教えてくれたamazarashiにも感謝ですね。本当に『独白』の歌詞がそのままでした。

言葉は積み重なる 人間を形作る 私が私自身を説き伏せてきたように
一行では無理でも十万行ならどうか
一日では無理でも十年を経たならどうか

奪われた言葉が やむにやまれぬ言葉が
私自身が手を下し息絶えた言葉が
この先の行く末を決定づけるとするなら
その言葉を 再び私たちの手の中に

奪われた言葉が やむにやまれぬ言葉が
私自身が手を下し息絶えた言葉が
この先の行く末を決定づけるとするなら
その言葉を 再び私たちの手の中に

再び私たちの手の中に
今再び 私たちの手の中に
言葉を取り戻せ

 

- amazarashi『独白』

本当に色々な出会いがあって、色々な経験があって、色々な言葉と出会って、そう言う経験を積み重ねてきた、今のわいだからこそ言える言葉がある。それを今日本当に実感しました。

アサルトリリィのお陰で、自分自身と真面目に向き合う事が出来るようになりました。いや、二次創作書いてて、そう言うことが出来るようになるわいもすげえけどな。

 

まあ明日はどうせ変わんないいつもの日常だと思いますが、間違いなく明日は今日と違うっていう確証を初めて持てました。今までの苦労が初めて報われた気がする。本当にありがとうございます。

 

今日はもうこのまま寝ます。本当に言葉で人は変われます。たとえ、それが自分の言葉だったとしても。それを真面目に実感しました。

そんなわけで。また書きます。

 

俺はこんなもんじゃねえ!!!!!!!!!