意味不明人間の朗らかな破壊

2013年末から書いてる、三流脚本家の与太話。完全不定期で更新。一方通行の近況報告。

3.8 - これから創作を始める方、そして今創作に行き詰まっている方へ

下手に真面目なテンションになってしまったので。あとは、いつかまた創作に行き詰まって息苦しくなった自分へ向けて。晴曇空です。

 

創作って、飼うのが難しい生き物です。

一時「俺やべえ」っていう作品が書ける時があれば、なかなか納得出来る作品が出来ない時もあります。そして、納得出来る作品が出来ない時が続くと、嫌になってしまうもんです。

あとは、昔の僕がそうだったように、時間をかけて書いたのに、誰にも読まれず、評価もされなかった時。そういう時も、「どうして続けるんだろう」ってついつい考えてしまいます。

 

根性論を言うのは簡単ですが、それじゃあなんだか他の記事と一緒になってしまうんで、少しだけ考え方を置いておきます。合う合わないはあると思いますが。

わいは11年ぐらい創作をやってて、10年と半年ぐらい、他の誰かにあまり見向きもされてきませんでした。まあ理由は色々ですが、だから何度も創作をやめようと思ってた人間です、と前置きをしておきます。

そういうもんだから、あまり自分の作品に自信を持てなかったんですが、それなりの人に見て貰えるようになった今、色々と気付いたことがありました。

 

1.まずは自分の創作を好きになること

何も他人と比べる必要はありません。なんなら自分の過去作と比べる必要もありません。今の自分自身が読んで、その作品は面白いと思えますか?

他人に評価されなくたって、自分で読んで、自分で「面白い」と思えたなら、まずはそこが原点です。表現が雑とか関係ないです。自分の作品のファンに自分がなることがまず大事です。

もし「面白くない」と思ったとしても、それはそれで大丈夫です。まずはその作品を書けたことも、大事な一歩です。時間の無駄では無いのです。書いた分だけ0.01mmでも成長するもんです。

 

2.自分を殺せるかどうか

書き方は物騒ですが、そんな好きな自分の作品で、「良い!!!!!」って叫べるポイントはありますか?もしあるなら大丈夫です。公開したのなら、誰かがそこで同じように「良い!!!!!」と叫ぶ人が出ます。

無いのなら、あなたが好きなシーンや言葉はどういうものでしょうか。それに向かって展開を考えてみましょう。在り来りでも良いんです。とりあえず書いてみましょう。そうするだけでも、数倍変わります。

 

3.十人十色

あなたが今やろうとしているジャンルに、必ず上位の人はいます。ですが、今あなたが上げようとしている作品は、彼らには決して書けません。

同じようなネタであっても、同じ書き方にはならないんです。どんなに自分が粗雑だと思った文でも、あなたの作品の書き方の方が好きだという人がいるかもしれません。せっかく時間をかけて書いた作品なんです、どうせなら公開してしまいましょう。

 

4.そもそも書き方が分からない

会話だけでも書いてみましょう。そしてそこに、どういう風に話しているのか、それを会話の間に挟んでみましょう。

喜んでいるのか、怒っているのか、悲しんいるのか、楽しそうなのか。

身振り手振りはどうでしょうか。飛び跳ねて喜んでいるのか、相手を今にも掴みかかりそうなほど怒っているのか、大号泣して悲しんでいるのか、スキップしそうなほど喜んでいるのか。

そういう事を挟んでみると、意外と形になったりするもんです。

 

なんか説教くせえな。まあいいや。

わいも最近、「あんな良いものを短期間で上げられたら書けない」って言われてしまったんですが、例えわいが書いたのが良くても、わいにはそう言う方の作品は書けませんし、その人の持つ尊さは絶対に書けません。

例え展開が似ていても、細かい所一つ一つは違う訳ですし、だからこそ僕とその人の作品が似ていても、受け取る尊さは違うものです。僕には成しえない尊さをあなたは書いているんです。

なので、是非あなたの作品は上げてください。細かい所は二の次です。世界はあなたの作品を待っています。一次創作でやっている方は、なかなか日の目を見ることは遠いかもしれませんが。

 

わいはそういう作品で埋まる日が来ることを、とても楽しみにしています。応援してます。