今まで散々叫んできた
どうしようもない失敗と後悔
そして何も無い自分を僻んで嫌った
そんな僕を誰もが嫌った
無い自尊心を無理矢理引き出して
逆境にいる人に分け与え
一時なれた「良い人」だって
それが偽善と分かれば話は変わる
そういう事の繰り返し
反省をしていないわけじゃない
だけど忘れた頃にやってくる過ち
またやったと自己嫌悪してもきりがない
「あいつは近づく為に手を出したんだ」
そんなことを言われた
本当に好きだった物を否定された
だけどそういう人を否定したんだ僕は
「優しい人になりたい」
いつしか抱いた淡い願望
何にもなれなかった僕の唯一の希望
そしてそれに届かないという絶望
だけど最近少し思う
いつか自分の子供が立ち止まった時
叱るでも怒るでもなく
寄り添える親になりたい
そういう親が欲しかったから
せめて自分の子供には与えてやりたい
きっと叶わない夢だろうけど
そういう気持ちは忘れないでいたい
人はなるようにしかならない
もし今がその場所なら
相当救えない僕だけど
そう思うことぐらい許して欲しい
困難苦難令和二年
着雪した未来への道標
この雪が溶けた時
こんな僕を導いてくれる事を願う
