意味不明人間の朗らかな破壊

2013年末から書いてる、三流脚本家の与太話。完全不定期で更新。一方通行の近況報告。

4.4

躁と鬱を行ったり来たり、曇れば晴れる空みたいな日々です。晴曇空です。

 

読む人に読まれれば良いと思って書きます。

 

「幸せって何か?」っていう問いは、幸福そのものを題材にするわいにとっては命題で、ずっと考えてきたテーマです。

ただこの「幸せ」ってやつは、人によってそれぞれで、美味しいものを食べる事自体が幸せな人、誰か好きな人との時間を過ごせることが幸せな人、そして幸せなんか無いっていう人も、もちろんいる訳です。

そしてわいは、「普通の日常が幸せなんだ」みたいな立ち位置だったんですけど、言う割に幸せを感じたことがなくて、そのうち個人的な問として、考えてきました。

 

そうして今日パラパラと昔の創作が入ってるクラウドフォルダを漁っていたら、こんな作品が出てきました。

Filename://sentimental(晴曇空) - カクヨム

 

『Filename://sentimental』っていう作品です。書いたのは2、3年前かな。

この話が果たしてわい空想の話なのか、それとも実際の話なのかは、読み手のみなさんにご想像して頂くとして、でもこの話に出てくる場所は実際にある場所です。そう、函館です。

函館っていう土地は、僕にとってはあまり良い思い出はない場所なんですが、だけど未だに帰りたいなあ、って思うような場所でもあります。

 

僕は小中学といじめられてましたし、中3の初めに親は離婚して、ずっと続くと思ってた日常が終わった場所で、なんで、良い思い出はない、って言ったんですが、でも、多分今僕が思うに、僕にとっての幸せは、ここで過ごしてた日々だったんだろうなあ、って思います。そして、この函館っていう土地で過ごしている時の記憶で、一番の象徴的な場所が、僕の住んでた今誰かの一軒家なんですけど。

 

結局、ここで過ごした日々っていうのは、もう二度と戻らない訳です。この「家」という物は、例えば宝くじが当たったりとかしたら買い直せますが、その当時の記憶って言うのは、買い直せない訳です。

だって父親がいて、母親がいて、祖母と、この4人で過ごしていた日々はもう戻っては来ないんです。祖母は高校の時に死んでしまったし、親父ももう昔の親父では無いわけで。もうあの日々には戻れないんです。

僕にとっての幸せってのは、結局、あの家で過ごしていた日々の事だったんです。だから僕は、今でも「ありふれた日常の中の幸福」を描き続けてるんです。それを改めて思い出させられました。そして、溜め込んでた怒りも思い出しました。

 

もはや誰も責めることは出来ないんですが、そういう日常を終わらせなければならない原因を作ったのは父親だし、その決断をしてしまったのは両親で、それに当時子供だったわいは、当然従うしかなかったんです。今言うならば、幸せが終わるのを止める術が無かったわけです。ふざけんな、とも言えなかった訳です。

誰かの傍に居て幸せだったのは間違いないです。元相方といた時も、それなりに幸せだった記憶はあります。でも、それでもどこか空虚だったのは、結局のところ、わいの幸せっていうのが、そこにあるからなんだと思いました。

 

けど、いつまでもそこにしがみついてる訳にもいかないんですよね。じゃあ次の幸せがどこにあるかって事なんですけど、まあもう見つからないんじゃないかなあって思ってます。だから、今日もわいは幸福を描き続けてるんだと思います。今の僕にとってはフィクションですからね、幸福ってのは。

 

でも最近色々と見ていて、別に馬鹿にする意図は一切ないんですが、そういう昔のわいの幸せすらも出会えなかった人たちがいて、それも贅沢な悩みだったんだなあ、って思います。人の温みを少しでも感じられていたこと、それすらも「幸せ」ってもんだったんだなあって。

だから、わいはそういう人達には、わいよりも幸せになって欲しいって思うわけです。わいが描いてる虚像じゃなくて、本物の人との温みを感じて、そして幸せになって欲しいって思います。

 

っていう話を書いてますが、わいは言うても好きだった人すら幸せにできなかったんで、そうする才能がないんだと思いますが。まあ、また誰か傍に居てくれる人が出来たら、今度は本当の意味で笑って過ごせたら良いな、って思います。夢のまた夢ですけど。……なんだ、死ぬのかな?

 

そんなわけで。

あっ、ちなみに宗教勧誘とかされても絶対入らないですよ。わいはもう既に入ってますし。夕日信仰っていう信仰に。

4/7のAPOLOGIES限定ライブも楽しみですね。きっと今のわいにとっての、小さな幸せってのは、そういう好きなものを追いかけてる時間なのかもしれませんね。分かんないですけど。

 

はい。また書きます。