意味不明人間の朗らかな破壊

2013年末から書いてる、三流脚本家の与太話。完全不定期で更新。一方通行の近況報告。

作品解説 #1 - ‪『夕碧‬センチメンタル(2022)』第一章

本記事を読む前に、こちらの作品を読んでいただけると、より楽しめます。

 

空です。いつも書いてるような近況記事とは別で、こういう自作品の解説をちまちま書き始めようかなと思います。完全不定期ですが、自分の中でもその作品に対する整理とか、そう言う意味もあります。自分が経つと忘れてくところも多いので。

そんな初回は、便宜上(2022)裏でと付けている、現在更新中の『‪夕碧‬センチメンタル』の序章及び第一章の解説です。今後のネタバレはありませんが、現在公開している範囲のネタバレはありますので、今一度お気をつけ下さい。

先ほど便宜上裏で(2022)と付けている、と書いてますが、これはさらに数年前に書いていたオリジナル版のリメイク且つ、投稿時期がそれぐらいなので、呼び分けのためにそうしています。けど、実際序章投稿したのは今見たら2021年の11月でした。定着しちゃったのでこれからも(2022)にします。

 

1.作品の生まれた背景・コンセプトについて

上でも書きましたが、現在更新している『‪夕碧‬センチメンタル』という作品自体は、初投稿時からさらに数年前に書いていた作品群の〝総称〟となります。

当時、わいのいつもの記事でよく出している、大学時代の元相方が艦これから艦船擬人化をやり始めたのに便乗して、絵が描けない代わりに小説作品として出し始めたのが始まりになります。

他の艦船擬人化を行なっている方々が、より史実に寄り添った手の込んだキャラクターデザインをしている中、周りに比べればそこまで知識がなかったわいは(今でもそんなにないですが)、まずは様々を元相方に根掘り葉掘り聞きまくっていたのをよく覚えています。

そこから、「「艦船擬人化」というものを広く知ってほしい」「そこまで専門知識がなくても楽しめるようにしたい」という二つのコンセプトから、この作品群を書き始めました。

元々艦これ自体の二次創作は当時やっていたのもあって、当時の艦これに実装されていない艦船、特にマイナーどころを扱い、少しでもそんな船があったんだよ、というのを周知したかった、というのも裏テーマでありました。

ですが、当時のわいはそれぐらいの本ブログの記事を読めば分かるように、メンタル的にはガタガタで、創作家なら一度は通るであろう(通っていてくれ)、数字ばかり気にするような人間でした。作数は書けど誰も読まない現状に嫌気がさして、ついには筆を折った作品だったわけです。

それから数年経って、偶然Twitterの広告で見かけた「アサルトリリィ」というアニメのソシャゲ広告で一目惚れして、やり始めたらなかなかこれが、この『‪夕碧‬センチメンタル』のネタがそっくり使えそうだ、となり、再び自分の中で陽の目を見ることになります(結局そこまでネタを使うことはありませんでしたが)。

さらにそこから紆余曲折あり、この『‪夕碧‬センチメンタル』を書き直そう、と思い立ちました。誰にも読まれなかったとはいえ、生み出したキャラクター達は好きだったし、あれをそのまま放置して風化されるのはあまりに勿体無いな、と思ったことや、散々迷惑をかけた元相方に、変な話、「見返してやろう」と企んだのもありました。

 

……とここまでがこのリメイクに至った経緯な訳ですが(長い)、基本的には昔書き上げていた作品たちを総浚い書き直し、作品群を「シリーズ」に近しいものにしよう、というのがこのリメイクのコンセプトです。

また数キャラ主人公がいることもあり、各章ごとに主人公を変える形とし、その最初を「摂津」と「土佐」の二人に据えようと思うには、迷いはありませんでした。わいの中で、この『‪夕碧‬センチメンタル』という作品の中で一番の花形であり、〝顔〟だと思っていたからです。

そこから現段階に置いて、第二章は次なる花形の「阿蘇」と「生駒」、更新中の第三章は「霜月」と「桃」と、思い入れの強い順で並べていきました。あとまだ数隻登場予定なのでお楽しみに。

 

2.序章

一話且つ短いので、分けるか悩みましたが、一応形式上、と言うことで分けました。

そしてあまり書くことがないんですよね。なんだかんだ伏線で、そしてたぶん作中で回収されることはありません。

じゃあいつ回収するんだよ、という話なんですが、ちゃんと回収する物語は準備してあります。あとは書く気力と時間があれば。一応ヒント自体は完結までには出ます。まだ先ですが……。

 

3.第一章『Absurd Buried』

『‪夕碧‬センチメンタル』においての一番の花形だと思っている、標的艦「摂津」と同じく標的艦であり、改修された空母「加賀」の妹艦でもある「土佐」の二隻の話となります。

この章タイトルの「Absurd Buried」とは、「不条理な埋葬(Deepl翻訳)」という意味であり、話タイトルにしてることからも分かるように、オリジナルの頃からわいが大事にしてきた話の一つでもあります。

「土佐」という船は、ワシントン条約の取り決めにより、姉艦の加賀は戦艦から空母に変わり、そしてその妹艦の土佐に至っては、戦艦にすらなれず「標的艦」として使われ、そして廃棄された、という史実があります。それを噛み砕いて描いたのがこの『Absurd Buried』という作品になります。

今回リメイクするにあたり、話の長さを勘案して前後編としました。オリジナル時代からそこそこ長い話ではありましたが、今回はよりしっかり描く事を大事にしました。おかげでオリジナルよりも遣る瀬無い感じになりましたが、本人的にはこれぐらいが丁度いいかな、と思っています。

また、普段の記事を読んでも分かるように、わいは大のamazarashiのファンで、同氏の『カルマ』がインスピレーション元にもなっています。次話の「どうかあの子を救って」はその歌詞から拝借しています。

また、「明日への逃亡」もamazarashiの『とどめを刺して』がインスピレーション元で、これは上に書いた「アサルトリリィ」というアニメの自分の二次創作からネタを拝借したものになります。同曲のラスサビ前のギターの転調が非常に大好きで、矢風と摂津の別れ際のシーンが未だに頭を過ります。後半のタクシーのカーラジオは同曲の歌詞のオマージュです。

 

一応第一章の最終話を見て分かる通り、この話はここで終わりではありません。この『‪夕碧‬センチメンタル』内でしっかりと続きを描く予定です。

ただ、その最後を初めてこのリメイクを書いた時からどうしようかな、とずっと悩み続けています。それがどうしてなのかは、その時の作品解説に譲るとします。

 

 

非常に長くなってしまいましたが、以上『‪夕碧‬センチメンタル』序章・第一章の作品解説でした。また次回はそれ以外の作品を取り扱うか、引き続き第二章にするかは考え中ですが、またの更新をお楽しみに。

それではまた。