意味不明人間の朗らかな破壊

2013年末から書いてる、三流脚本家の与太話。完全不定期で更新。一方通行の近況報告。

8.29 - 号哭

晴曇空です。

 

わいが、アサルトリリィのソシャゲ『アサルトリリィ Last Bullet』の事前登録のコンセプトアートに見惚れて、登録してから約半年。色々変わったなあなんて思います。去年の秋の出来事から、自己嫌悪で死にたくて苦しくて、何にもできないなって悩みまくってた時でしたね。あん時ね。

そんな最中でサービスが始まって、そのオープニングムービーを見た時、鳥肌が立ちました。

いやもうここから人とは違うんですけど、あのオープニングムービーを見た時、わいが愛してやまないamazarashiの『カルマ』が一瞬で頭の中にかかったんですよ。そしてそれは、まさしく、わいが挫折しまくって嫌になってた艦船擬人化の、テーマソングみたいなもんで、わいは「これで二次創作をやりたい」って、思ったわけです。

全くアサルトリリィの事を知らなかったから、ひたすら情報を集めました。メインストーリーはもちろん、メモリアストーリーも、当時無料配信してた舞台二部作とも見て、そしてその時の情報だけで、未だに伝説級の作品の『初めて「ありがとう」と言った日』が書けて。それが色んな人に「やべえ作品書きますね」なんて言われて。それが嬉しくて。

だからわいは思ったんです。艦船擬人化の恨みを晴らすならここだと。誰も傷つかない八つ当たりの場所で、そして何よりそんなコンテンツへの、せめての礼儀として『アサルトリリィを、更に好きになって貰うための二次創作』をするんだと。そう決めたんです。

そして、読んでもらう人を増やすために、早いペースで作品を上げ続けました。アニメも見て、さらに知見を増やして、もっと良い話を書きたくて、わいは死ぬほど書いてきました。もう二度と書くもんかとすら思った小説を、わいはずっと書いてたんです。その原動力は、やっぱり、白井夢結の抱えていた孤独に、深い共感を覚えたからだったなあと、改めて思ってました。

だって、あの涙やあの叫びは、そのまんまわいだったからです。あの日叫びたかった言葉を、彼女は叫んでくれてたんです。そして言って欲しかった言葉を、彼女のシルトである一柳梨璃が言ってくれてたんです。

そんな彼女たちの関係に、わいはどこか羨ましさを感じながらも、でも、幸せにさせたいって思ったんです。それはわい自身が、ではなく、彼女たち自身で幸せになって欲しいと。その為に、わいはひたすら話を考えました。そうして、全ての終着点が、やっぱり『曇天を切り裂く花となれ』っていう作品だったんです。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14744574

 

言いたかった言葉を、言って欲しかった言葉を、全部詰め込みました。その結果、たくさんの人から「良かった」って言って貰えました。

でも、その壁を越えることは難しかったです。あの熱量を越えることは、終ぞありませんでした。

いや、確かに良い作品はそれからも書き続けられました。でも、あの作品に匹敵するような何かを生み出すことは、結局出来ませんでした。

そうして方向性が見えなくなっていく中、話してた人たちも減って、いつの間にかわいは一人になってました。波が去る時に取り残された石のように、わいの周りには誰もいなくて。

それでも、良い話を書くことだけは諦めませんでした。色々と考えて、書いて、何度も没にして。多分今までの創作人生の中で、一番没を出しました。人知れず消えてった没も、たくさんあります。

けど、わいが書きたかったもんは、近づくどころか、遠くなっていきました。その癖、外野は楽しそうで、いつの間にか、そういうことばかり気にする人間になって、さらに嫌われていきました。

多分今日も嫌われ続けてます。こういう話を書いたって、もう誰も「僕私は空さんの作品とか、マジで好きですよ」って言ってくれる人達は、もういないんですから。

それでも、諦める訳にはいかなかったんです。もうここまで来たら、何でかなんて分かりません。ただ、書きたかったんです。僕が手にし得ない幸福を。悩み苦しんだ人達が、やっと手に入れた「ありふれた幸福な日常」ってやつを。だから、書き続けてました。

 

けど、まあ、それもいつか限界が来ます。自尊心もボロボロになって、乖離を感じて死にたくなって、それでも言い負かすための作品を書いたって、ぶっ倒れる時はきます。でも、その時には、もうわいを助ける人もいません。まるで、艦船擬人化の時に、死に物狂いで荒らしてた奴を追い出したのに、元相方に「なんでそんなことするの」と突き放された時のように。

そんなもんで、わいがアサルトリリィ二次創作を続ける意味が、よく分かんなくなってしまったんです。

何のための二次創作なのか。ただ自己顕示欲を示すための二次創作なのか?果たしてそれがやり始めたきっかけなのか?違うだろ、と。

わいは心の底から、アサルトリリィっていう作品に共感して、白井夢結っていうリリィを幸せにしたくて始めたんだろと。それに気づいたのが、本当ほんの数日前です。その乖離に気付いて、わいはもう嫌になっちまったんですよ。

 

けど、これで諦めて良い訳がないんです。

このまま終わるのは、わいが許さないから。ここでやめるのは、ここまで応援してくれてたいつかの人達に、申し訳ないと思うから。どうせ辞めるなら、「この人に出会って良かった」って思って貰える作品を書いて辞めたいんです。だから、今は辞める時じゃない。

でも今は、それを書く自信はないです。またやるなら、しっかりまた方向を見定めて、本当の意味での、「二次創作」をやれるようになってからやりたいです。

 

ま、どうせ誰もそんな事気にしてないんだろうけど。でも、書いてるわい自身がそう思うんだから、きっと間違ってないはず。だから、わいは休むんです。

もう誰も待ってないですから、わいの事なんざ。だから、もう思い切って休んでやりますわ。そして皆が本当に忘れた頃に、新参の顔してやります。そう心にこっそり決めてます。

 

どこいってももう一人ですから。滅多に話しかけられない、クラスの中に一人いる陰キャがわいなので、もう好き勝手やらせてもらいます。

また、誰も傷つかない八つ当たりを、『アサルトリリィを、もっと好きになって貰うための二次創作』をやるために。

 

そして何より、自分の好きなキャラ達を幸せにするために。そう思わせてくれたのは、アサルトリリィで、きっと後にも先にも、そんな作品とは滅多に出会えないだろうから。

 

だから、辞めるのは今じゃない。そうわいに言い聞かせてるこの夜です。