意味不明人間の朗らかな破壊

2013年末から書いてる、三流脚本家の与太話。完全不定期で更新。一方通行の近況報告。

意味不明青年の朗らかな破壊(9)

このタイトルもいよいよ9回目だそうです。晴曇空です。

まぁ如何せん原稿書かないといけないのに頭が働かないので、こうしてブログ書くんですが、今回はちょっと真面目というか何というか。MGS3のエンディング「Way to Fall」を聞きながらお送りします。ちなみにMGS3はやったことないです。

誰かを救う、って所詮一般人には無理だよなぁ、と最近感じる機会がありました。一昨年の秋頃、私は自分を「ヒーロー」だと思って、ある人を助けようと必死こいてました。けど、残念ながら結果はダメ。気が付けば私が好きだった人さえも助けられずに、自分も奈落の底に落ちていった、という過去があります。

さて。これを読んだあなたはどう思ったでしょうか。「お疲れ様」、もしくは「残念でしたね」と思いましたか、それとも「厨二病かよwwww」思いましたでしょうか。まぁそれは言わなくて結構です。それを聞いたところで私には何の得にもなりませんから。

なぜこんな話をしたかといいますと、つい最近もそんなことを思ったんです。あの時はダメだった、でも今なら。なんてヒーローじみた事を思って居たんですけども、まぁ今回はそもそもその相手さんが聞く耳持たずで、何の手も出せぬままただ落下していく様を、穴の中からただ見ておりました。

 

そんなことを考えていたら、ふと思い出したことがあるんです。

一昨年の暮れはそんなことがあって、えらい鬱って、親の居ぬ間に叫び泣くことが多かったんです。けど、その時は本当に誰に助けてもらえるわけもなく、ただぽつんと一人でいた時、「あぁ、本当にヒーローっていないんだなぁ」と思ったなと。特撮やアニメでは「助けて」と言ったり、危ない状況に颯爽と現れて、助けてくれる。そんなことなんてやっぱないんだなと。どんなに辛くても寂しくても誰も居やしてくれないんだなと。ただそう思ったということを、思い出したんです。

それを思い出したら、なんとなく自分が何で存在しているのか分からなくなりました。小学校五年生に理科の先生に「存在意義って何でしょう」と問をぶつけて、八年が経った今でも、その答えは教えてもらってないし、見つけられてもいません。だから余計に足元がぐらついたんでしょう。

 

そうは言ってもなんだかんだ、8年経っています。また、一昨年の秋からも2年経って、今私にほぼ唯一ともいえる、気楽に話せる友人がいます。その友人ともどれくらいの付き合いになるのか分かりません。気が付いたらいなくなっているかもしれません。けれども、今の支えには、少なくともなっています。ありがとう。

 

今日静岡中部を震源とする地震がありました。私が越してきて4年目にして初めて震源地が静岡でした。最大震度2の弱いものでしたが、そろそろかな、と笑いました。

どうせ誰も支えてくれない、傷を癒してもくれない、愛してもくれねえ。そんな僻み癖がついてしまった僕が死に場所に選んでるのは瓦礫の下です。今まで何枚も瓦礫を描いた絵を描いてきた私にはちょうど良い死に場所かなと思ってます。

誰かが「そんなこと言うなよ」とか、「お前そんなこと言って許されると思ってるのか」と叱るかもしれませんが、他人の闇は案外そんな言葉だけじゃ壊れないもんです。私の場合でも同じで。今話してる友人も「きっと明日には離れてくんだろうな」とどこかで私はそう思ってます。

まぁそんな話はさておいて。今日ただひたすらに言ったことを一枚の絵にちょっと前の私が絵にしてました。

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最初はある友人が私に「お前を救ってやる」と言ったのを皮肉った絵ですが、今考えればこれも自分自身に対しての皮肉だったのかもしれません。なぜなら私も、ヒーローに成り損なった人間なので。やはり、助けようと思ってくれる人間ほど、無能なやつはいないんだなと。

 

最近、気を使わず、好きな話をしこたまできて、案外ドライな人間が、私みたいな陰鬱野郎には丁度いいのかなと思いました。もう言う奴ほど正反対で心無い事言うから、却って辛くなることもあるかもしれませんが、「思ってることはしっかり言って欲しい」という陰鬱野郎の方は、ちょっとそういう方を探してみるのもいいかもしれません。もちろん共通の趣味がある人じゃないと、「何でコイツといるんだ?」となるので、考慮しなきゃですが。でも、陰鬱野郎が陰鬱野郎に慰めを貰って悪化するよりは、多少マシな人間に戻れるような気がします。

 

そんな理由で高校の時、彼女を振って黄苺時雨を選んだんですがね。結果は察してください。ホントに人運ないな私。

今ちょこちょこ傍に居てくれてる友人が、私にとって良き友人になってくれることを願います。晴曇空でした。