意味不明青年の朗らかな破壊

完全不定期に、小説書くのに行き詰った時や、なんか書きたくなった時に書くブログです。

8.32

僕は、誰かの中に生きる、誰かになりたかった。

存在意義をただ探し求めて、生きる意味を探して、

僕が僕でいられる場所を、少なくとも誰かに馬鹿にされない空間を探していた。

素で笑い合える仲間が欲しかった。ずっと一人で閉じこもっていたから。

だから、初めて傍に居てくれる人を見つけた時、本当にうれしかったんだ。

初めて、僕を見てくれる人が居たから。

どんなに努力したって報われなかった僕が、初めて報われた瞬間だったんだ。

辛い日々の先には、きっと明るい世界があるんだ、それを味わった、高校一年。

 

それから5年後。

僕はいつの間にか暗いどん底にいた。

仲良かったあの人は、どこかに消えてしまって、

仲良くしたかったあの人は、自分の性格のせいで、離れてしまって、

終いには、僕を支えてくれていたあの子は、いつの間にか他の人の元へ移っていて。

何にもなくなっていた。

まるで、散々泣きわめいては壁に頭を打ち付けていた、中学三年のあの日々のようだ。

 

僕には何にもない。

何をする力もないし、誰かの為に出来ることなんてなんにもない。

僕はいつだって、誰が何と言おうが無力で、只の“偽善者”だ。

 

 

ただ一つ忘れないで欲しいのは、

君が孤独で泣いている夜、

辛くて泣いている夜、

死にたくて泣いている夜に、

同じように死にたがり屋で寂しがり屋な奴が、同じように泣いている奴が居ることを。

別に、「君は一人じゃない」なんて有り触れた言葉を言う資格は僕にはないが、

どうか一人でも良い。

繋がっていなくても良いから、僕と一緒に乗り越えてはくれないか。

 

朝にはきっと僕は21歳の、出来損ないの人間に戻ってしまうだろうが、

どうか今だけは、苦しんでいた中学三年の夏に居させてくれ。

あの日苦しんでいた僕の頭を、精一杯撫でて、

「辛い中、誰の味方もいない中で頑張って偉いよ」

そう言ってやりたいんだ。

 

どうか、どうか。